知的資産経営

知的資産とは

知的資産について簡単にご紹介いたします。

 

知的資産とは、従来のバランスシート上に記載されている資産以外の無形の資産の総称です。例えば、人材、技術、技能、知的財産(特許・ブランド等)、組織力、経営理念、顧客とのネットワーク等が当てはまります。

 

様々なものが含まれますが、①人的資産、②構造資産、③関係資産の3分類に分けて考えると整理しやすいです。

 

(経済産業省資料より)

知的資産経営実践の流れ

(1) 自社の個性・強みを認識する<知的資産の棚卸>

 自社の強みを書き出します。SWOT分析等の手法を使って、自社の強みの源泉や大切なものが何であるかを棚卸をし、どのような知的資産や強みを保有しているのか整理することが目的です。

(2) 自社の強みがどのように利益創出につながるのかをまとめる<ストーリー化>

 自社の強みがどうやって利益につながってきたのか、また、つなげていくのか、過去の実績を踏まえ経営方針を明文化します。その過程で財務上の数字と知的資産等非財務的な要素を関連付けます。

(3) 経営方針を明確にし、管理指標を特定する<見える化>

 経営方針を実現するために、そのコア部分について、社内の目安となる管理指標を特定します。またストーリー実現の信憑性の裏付けとしての役割も持たせます。

(4) 報告書にまとめる

 「知的資産経営報告書」を作成します。上記の管理指標のうち、開示可能なものを経営方針の文脈と併せて示すことにより、将来収益の実現可能性が髙い情報にします。企業の潜在力が可視化され、経営者と従業員の意識共有が増大し、高いコミットメントを生みます。

(5) 知的資産経営の実践

 上記の経営方針、管理指標を社内に徹底させ、事業を実施します。業績向上を目的に管理指標を特定し、定期的なチェックと改善を行うことが重要です。(PDCAマネジメントサイクル)

 

行政書士事務 Office Tsuru

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